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「ポンヌフの恋人」の巨大オープンセット跡は今でも Google Map で見ることができます

新年あけましておめでとうございます。

2010年、最初の記事は
去年DVDで見た 『ポンヌフの恋人』 ( Les Amants du Pont-Neuf )
 レオス・カラックス監督 1991年製作

について。

 

Les_amants_du_pontneuf_2

DVDを見たのは去年の6月頃で、ちょうどその頃は体調が思わしくなくて
ほったらかしにしていた内容についてなのですが・・・

この映画、ほとんどがパリのポンヌフ橋(これでは新橋橋ですが)を舞台にした映像になっています。
でも、実際の橋を通行止めにして撮影をするには限られた時間しかなく、更に俳優の怪我などが重なって撮影日程は大幅に変更を迫られ、結局、夜の簡単なシーンの撮影のために作っていたオープンセットを実物そっくりに作り替えるという、とてつもない大工事を始めることになってしまいました。
予算はどんどん膨れ上がり、資金提供していた会社や投資家は倒産したり、手を引いたり、何度も撮影中止になりかけて、その度に工事も中止。でも、この映画を完成させようとする人が現れて、また再開。
なんとか3年を費やして完成したという、非常に難産だった映画です。
私生活でも恋人同士だった レオス・カラックス と ジュリエット・ビノシュ は、映画が完成する頃には別れてしまうし・・・

そして、ポンヌフ橋の巨大オープンセットは、撮影から20年経っていますが資金不足で取り壊すこともできず、そのまま残っているということです。

さて、そんな大きなセットが残っているのなら Google Map で見つけられるだろうと、探してみたら・・・ ありました!


大きな地図で見る

何もない湿地帯の沼の真ん中を埋め立てて、道にして橋に見えるようにしていたことが今でも分かります。

橋の右側は水が無くなってしまって当時の面影はありませんが、橋の左側はちゃんと水が残っています。もう一本の橋の橋脚の跡も見られます。

下の写真は、撮影当時のオープンセットの様子ですが、これと見比べてもかなり原形を保っていることが分かります。

Lansargues

さすがに、書き割りで作られたデパート ( La Samaritaine :下の写真中央) は無くなってしまっていますが。

Samaritaine

ちなみに、実際にポンヌフ橋のたもとにあった、この有名デパート、今は閉鎖されてしまっています。 時の流れですね。

実際の ポンヌフ橋を Googole Map で見ると・・・

大きな地図で見る

ストリートビュー機能を使うと、映画で見た角度で橋や周りの風景を楽しめます。

 

これで、去年からの思い残しもなくなった。

 

< 2011.4.16追記 >

「ポンヌフの恋人」は 2011年1月29日 からリバイバル上映されています。

http://leoscarax.com/theater/