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バセドウ病について(39) ようやくFT3,FT4が正常化 TRAbはたぶん高め?

先日、2ヶ月ぶりの診察に行ってきました。

血液検査の結果はFT3,FT4が正常化!

でも、TRAbの速報値はやや低下したものの、まだ異常高の範囲です。

たぶん、確定値(TRAb_human)も高めだと思われます。→ コレ で推定しました。

TSHもまだ0のままです。

前回はFT3,FT4が正常化してからTSHの数値が上昇するまでに1~2ヶ月程度要していました。

たぶん、今回もその程度かかるのでしょう。

20110910

 

先生に 心肥大のこと を話したら、心配要らないでしょうとのこと。

それ以来、少し体が楽になりました。 心因性だったのかも。

 

薬は週に2回(月・金)だけ1錠/日、残りの5日は今まで通り2錠/日に変更になりました。

平均、1.7錠/日。

0.3錠だけ減量です。

 

今度は、ゆっくり減量して寛解を目指そう!

バセドウ病と診断されました・・・ 初期症状と血液検査結果

2ヶ月ぶりの更新です。

と、いうのも前回の投稿(7月2日)の頃から、様々な体の変調が生じてブログを更新する気にもならずほったらかしにしていました。

具体的な症状としては、

 ・ 多汗 非常に汗かきになりました。 水を飲んでも喉の渇きが収まらないくらい。
 ・ 暑さに弱い 6月末頃から夜は冷房をつけたままでないと寝られないようになりました。
 ・ 極度の疲労感 土日は寝たきり。 残業もつらくなり、定時帰宅が続きました。
 ・ 手の震え マウスが使いにくいほど指が震えました。 ひどいときは箸が使えずご飯をこぼすような状態。
 ・ 動悸と息切れ 階段を上るだけで、動悸と息切れを感じました。 運動不足にしてはひどすぎる。
   お酒を飲んだ後にも脈拍がいつも以上に高くなりました。
 ・ 異常な食欲 夜8時頃に夕食を食べても、寝る前には夜食を食べました。
 ・ 体重減少 そんなに食べるのに、6ヶ月前よりも体重は7kgも減っていました。
 ・ 足のむくみ 夕方になるとふくらはぎから足首にかけてパンパンに腫れていました。
 ・ 不眠 夜寝られず、床に入ってから2~3時間経っても目が冴えていました。
 ・ 朝、起きられない 朝の目覚めが非常に悪く、体はだるく、すっきり起床できません。「慢性疲労症候群?」「鬱病?」という病名が頭をかすめました。
 ・ 声のかすれ 続けて話すと、声がかすれました。食べ物を飲み込みにくいときもあり、今から思うと、甲状腺が肥大化していたのが影響したのかもしれません。
 ・ 頭痛 頭痛やめまいを感じることが多くなりました。
 ・ 脱毛 まだ伸びていない細い頭髪の抜け毛が増えました。

と、まあ、いろいろな症状があり、どれも疲れのせいかなと思っていたのですが、たまたま会社の健康診断でこのような話をしたら、「すぐに病院で検査をしてください」といわれてしまいました。

市内の総合病院に行って、取り敢えず「手の震え」が一番症状としてはっきりしていたので「神経内科」を受診したら本態性振戦かな」ということでしたが、手の震えが出る病気として他には「脳機能障害」「甲状腺機能亢進症」も考えられるので、一応「脳CT」「血液検査」もやっておきましょうと、機転の効く先生でした。
結果は「ビンゴ!」で、脳は正常だったものの、血液検査は異常値だらけなことが分かりました。

初診時の血液検査結果

記号検査項目標準値測定値判定
TSH 甲状腺刺激ホルモン 0.35~4.94 0.0 異常低
FT3

(甲状腺ホルモン)
遊離トリヨードサイロニン

1.7~3.7 30以上 異常高
FT4 (甲状腺ホルモン)
遊離サイロキシン
0.7~1.5 3.0 異常高
TRAb TSHレセプター抗体 0.0~1.0 4.4 異常高
TSAb TSH刺激性レセプター抗体 0~180 357 異常高
Tg-Ab 抗サイログロブリン抗体 0~0.3 0.4 異常高
TPO-Ab 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 0~0.3 15.0 異常高

FT3 などは測定限界を超えて振り切れてしまっていました。

ちなみに、これらの血液検査項目は通常の健康診断では行われていません。
甲状腺に異常が考えられる場合にのみ医師の指示で測定されますので、医師が「検査してみよう」と思うことが大切なのです。
私が受診した神経内科の先生は、内分泌ではないけど調べてくれたので今回異常が見つかったのです。
この先生には感謝しています。

さて、上記の異常のパターンは典型的な「甲状腺機能亢進症」で、その中でも「バセドウ病」だと診断されました。

バセドウ病は、実は比較的よくある病気で、数百人に一人程度の発症率のようです。
男女比は、女性4~5:男性1 で女性に多い病気ですが、男性にも発症します。

治療法は、日本の場合、薬物療法が最初に選択されます。薬はメルカゾールチウラジールですが、「メルカゾール」が第一選択とされます。

治療期間は1.5~2年ですが、薬が完全にやめられない人も20%程度はいるようです。

 

ところで、バセドウ病は症状が多岐にわたるため、一部の症状にとらわれると別の病気に誤診される可能性があります

例えば、

 多汗、のぼせ は 更年期障害
 動悸 は 心臓病
 指の震え は 神経の病気、本態性振戦
 異常食欲、不眠 は ストレス、神経症

というようなことです。

甲状腺専門医は、このような症状によって誤診されている患者もかなり多いのではないかと考えているようです。

もし、私のような症状がある方は、病院の内分泌科などで甲状腺機能の血液検査を受けられることをお薦めします。

さて、最後にバセドウ病の参考図書をご紹介します。

まず、バセドウ病に関する最も詳しい本は

バセドウ病治療ガイドライン 2011

です。

この本は専門家向けですが、知りたいことがすべて書かれています。というよりも、ここに書かれていないことは、いくら調べても他には書かれていないと思われます。
文章も思ったより読みやすいので、病気のことを詳しく知りたい人、現在の医師に不満や疑問のある人には、絶対お薦めです。

 

あと、一般向けに書かれた本としては、

バセドウ病―正しい治療がわかる本 (EBMシリーズ) Book バセドウ病―正しい治療がわかる本 (EBMシリーズ)

著者:吉岡 成人
販売元:法研
Amazon.co.jpで詳細を確認する

バセドウ病 (専門医が答えるQ&A) Book バセドウ病 (専門医が答えるQ&A)

著者:伊藤 公一
販売元:主婦の友社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

などが、お薦めかと思います。

ネットで詳しく調べたい人は、以下がお薦めです。
 甲状腺機能亢進症・機能低下症
 バセドウ病の診断ガイドライン
 日本甲状腺学会 認定専門医名簿
 日本甲状腺学会 認定専門医施設名簿
 

今日のところは以上にしておきます。
続きは、また後日。

 → バセドウ病に関する他の記事は カテゴリー「バセドウ」 にまとめてあります。