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バセドウ病について(34) 抗甲状腺薬1錠隔日投与法と寛解率

先日購入した「バセドウ病治療ガイドライン 2011 」に

抗甲状腺薬の1錠隔日投与法を継続した期間と、投薬中止2年後の寛解率について

興味深いデータが記載されていました。

これは、抗甲状腺薬の投与量を徐々に減量して1錠隔日投与にまでもっていって

この最小維持量を継続した期間と寛解率の関係が次の通りだったということです。

最少量維持期間
(1錠隔日投与期間)
投薬中止2年後の
寛解率
症例数
6ヵ月以内
63.2%
49
7~12ヵ月
65.8%
38
13~18ヵ月
71.4%
19ヵ月以上
92.3%
13

19ヵ月(1年半超)以上服用した症例では、実に92.3%が寛解したようです。

症例数は13と、まだまだ多くはありませんが、今後データが増えることを期待します。

 

このデータの元文献は、↓これです。 この Fig.1 を見てください。

日本内分泌学会 Endocrine Journal Vol.58 (2011) No.2 95-100

Drug discontinuation after treatment with minimum maintenance dose of an antithyroid drug in Graves' disease: a retrospective study on effects of treatment duration with minimum maintenance dose on lasting remission.

著者は、すみれクリニック、すみれ病院の先生方です。

 

気長に服用すれば、寛解の可能性が高くなるようですね。

 

バセドウ病治療ガイドライン 2011

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