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バセドウ病について(19) 花粉症との関係は・・・

以前、バセドウ病について(14) 発病のきっかけを思い起こしてみると・・・ にも書きましたが、

NHK「ためしてガッテン」(2008年5月28日放送)の『謎の体調不良の犯人!あなたの知らない甲状腺の真実』で

バセドウ病と花粉症の関係が指摘されていました。

私も花粉症歴約30年で、去年バセドウ病が発症したときも花粉症が終わりかけの頃だったので、

バセドウ病と花粉症の関係については以前から気になっていて、

でも、学術的な記載がなかなか見つからずに、本当はどうなのかなと思っていたのですが、

昨日もう一度、google で検索したら、以下のような論文が見つかりました。

 

標題: バセドウ病における抗TSH受容体抗体産生機序に関する研究:スギ花粉症による刺激について

資料名: ホルモン受容機構異常に関する調査研究班 平成14年度研究報告書
      (厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業)

著者: 網野信行 (大阪大 大学院医学系研究科 生体情報医学)

抄録

 寛解ないしそれに近い状態にあるバセドウ病患者の経過中,スギ花粉症が発生すると数か月後に抗TSH受容体抗体,抗TPO抗体および抗サイログロブリン抗体の産生増加が,スギ花粉特異的IgE抗体産生と同様にみられた。
 バセドウ病におけるスギ花粉症合併率は40%を超えたため,本症の明らかな増悪因子になっているものと考えられる。今後,Th2免疫反応の抑制が本症の新しい治療法の開発につながるものと考えられた。
 

網野先生は、神戸 隈病院 の学術顧問も務めた方で、甲状腺の専門医です。

現在、この論文のコピーを取り寄せていますので、到着したら、また記事を書こうと思います。

 

でも、取り敢えず、バセドウ病でスギ花粉症も発症している人は、十分注意した方が良いのかもね。

< 2010.4.4 追記 >
関連記事 バセドウ病について(21) バセドウ病の増悪因子

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