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バセドウ病について(10) 今日からメルカゾール1錠に減量! 私の判断は正しかったようです

今日はこれまで通院していた近所の総合病院ではなく、大阪の すみれクリニック を受診してきました。

一番右の「(投薬開始後)89日」の欄が今日の検査結果です。

血液検査結果の推移

  記号 [単位] /項目  標準値治療
開始時
投薬開始
23日
37日51日65日89日
TSH             [μIU/ml]
甲状腺刺激ホルモン
0.35~4.94    0.0    0.0   0.0 0.18 1.53 12.3
FT3             [pg/ml]
遊離トリヨードサイロニン
  1.7~3.7 30以上    4.0   2.7   2.3   2.2   2.3
FT4              [ng/dl]
遊離サイロキシン
  0.7~1.5    3.0    1.0   0.7   0.5   0.6   0.7
TRAb            [IU/l]
TSHレセプター抗体
  0.0~1.0    4.4    -   4.1  -  -  -
TSAb             [%]
TSH刺激性レセプター抗体
  0~180    357    -    -  -  -  -
Tg-Ab            [U/ml]
抗サイログロブリン抗体
  0~0.3    0.4    -    -  -  -  -
TPO-Ab         [U/ml]
抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体
  0~0.3   15.0    -    -  -  -  -
AST (GOT)      [IU/l]
asparate aminotransferase
  10~38    27    41    28   37   21  -
ALT (GPT)      [IU/l]
alanine aminotransferase
   6~38    43   107    61   74   34  -
体重              [kg]     発病
4ヶ月前比
  -5.8   -3.7 -3.3 -2.2 -1.0 -0.6
メルカゾール服用量  (期間:日)
    日量
   - 0-14
  6錠
15-52
4錠
53-
3錠
74-
2錠
89-
1錠
チラーヂン 50μg服用量  (期間:日)
    日量
   - 0-14
  -
15-50
  -
  51-
       1/2錠

いつものとおり、表中の数字で、青文字は標準値未満(異常低値)赤文字は標準値超過(異常高値)です。

今回の結果では、TSH(甲状腺刺激ホルモン) が非常に上昇していました。
これは、これまでメルカゾールを適宜減量せず、過量を投与したことにより、
甲状腺ホルモン(FT3,FT4)が低値を維持しているため、
下垂体が甲状腺に『ホルモンを生産しろと!』と、甲状腺刺激ホルモン(TSH)をどんどん分泌したからです。

このように TSH が高くなったというのは、
やはり甲状腺機能が低下傾向にあるということです。

本来ならメルカゾールの投与量を適宜減量して TSH が正常範囲に入るようにコントロールすべきだったのですが、減量のタイミングが遅れたせいで今回のような結果になったと考えられます。

ということで、
今日から『メルカゾール』を 1錠/日 に減量することになりました!

またFT4が低いのでそれを補うために『チラーヂン』もしばらく服用を続けます。

今日、診察してもらった『すみれクリニック』の先生の治療方針は、

 今後各ホルモンが安定してきたら、『チラーヂン』の服用を停止して、
 『メルカゾール』でコントロールする

というものでした。

これまで自己判断で減量してきたのは正しかったということが判って、とりあえず一安心でした。

もし減量していなかったらもっとひどい『甲状腺機能低下症』になっていたかもしれません。
そして、これまで通院していた病院の医師の薬の使い方は、やはり誤りだったということでしょう。

でも、今後もあの医師はこのような治療を続けるのかと思うと、そして何も知らない患者が苦労するのかと思うと複雑な心境です。

参考に、いつも引用している バセドウ病薬物治療のガイドライン 2006  から
抗甲状腺薬投与方法について記載のあるところを写しておきます。

Ⅳ.抗甲状腺薬による治療
 2.抗甲状腺薬の投与方法 (59ページ)

解説
[2] 治療開始後は月に1回程度の割合で血中FT4,FT3を測定する。 TSHは当初数ヵ月間抑制されていることが多い。
 FT4が正常化したら抗甲状腺薬を減量する。
 MMI(メルカゾール)30mg/日から開始していた場合は15~20mg/日に、
 15mg/日の場合は10mg/日にする。
 ・・・
 その後は月に1回FT4とTSHを測定し、FT4が正常範囲にあれば抗甲状腺薬を1錠ずつ減量する。
 ・・・
 TSHが測定されるようになったら、TSHが正常範囲にあることを目標に抗甲状腺薬を減量していく。
 
もし経過中にTSHが感度以下に抑制された場合は、再度減量前の用量に戻さねばならない。
 

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コメント

大阪までお疲れさまです。
納得できる治療方針が出て、良かったですね。

午後の診察を受けられたのですか?
採血どうでした?
私は次も午前中だから、同じ人にあたるかもと思ってちょっと憂鬱です。
待合室のテレビはやっぱり動物ものでした?

tessenさん、いつもコメントありがとうございます。

診察は午前でした。次回も午前に受診します。
私を診察した若い先生は土曜の午前だけを担当している方でした。
どうやら、他の病院(たぶん北野病院)から応援に来ている先生のようです。
この先生はガイドラインに沿った治療をしてくれそうなので
安心しました。

採血は若い女性の看護師さんでした。
私の場合は特に問題なかったですよ。
でも、女性の血管は細いから採血が難しかったのかも。

待合室のテレビでは、tessenさんのときと同じ「アラゲジリス」の番組が
繰り返し再生されていました。
これは、NHK BShiの「ワイルドライフ」という番組の
2009年6月に放送された「乾燥の大地を生き抜く」ですね。
http://www.nhk.or.jp/wildlife/program/p009.html

帰りに平岡珈琲店猫写真展4を拝見したかったのですが、
午後から用事があったので診察が終わったらどこにも立ち寄らず帰ってしまいました。
以前なら必ず本屋に立ち寄ったりしたのですが、
もしかすると甲状腺機能低下の影響で活動性が低下しているのかなぁ。

ひとまず安心できる先生に出会えて、良かったです。

これからも大阪まで通われるんですか?
体調がよくない時に出歩くのは、しんどいですよね。
早く回復されることを祈っています。

hikaruさん
心配していただいてありがとうございます。

大阪にはしばらくの間通うことになると思います。
次は2週間後ですが、
しばらくしたら月に1回、3ヵ月に1回と
だんだん間を開けられるはずです。

今ではバセドウの症状は全くなくて、
薬の飲み過ぎによる体調の低下もほとんど問題ないです。
週末になると、少し疲れを感じるような気もしますが、
昨日から薬の量を減らしたので
これからはそれも普通に戻ると思います。

・ ・ ・ ・ ・
ヨウちゃんのことは
悲しくてさびしいですね。
でも、ヨウちゃんはhikaruさんの家でみんなに愛されて
とても幸せだったでしょうね。

ジリスちゃんのことまで調べていただいてありがとうございます。
「秘技!しっぽパラソル」ってかわいいですよね。
どなたのセンスなんでしょうね。
この番組をリピート上映するって。

猫写真展のことは気になさらないでください。
私も行けるかどうか分からないと思っているくらいだから。

担当の先生、同じ方ですね。
きっと、副代表の方を選ばれていると思ってました。

「アラゲジリス」
漢字で書くと
「粗毛地栗鼠」かな。
とても恐ろしい生物のような感じになってしまいますね。
NHKで6月に放送だったようだから
もしかすると4ヵ月前からリピートしているのかも。

担当の先生は、受付のときに
「先生のご希望はありますか?」と聞かれて
「特にありません」と答えたら
「では、○○先生が担当します」と決まりました。
副代表の先生をお願いしますと希望をしなければ
自動的に○○先生になるような感じですね。

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