「さようなら」 そうならなければならないなら・・・
先日、『別れ 会えなくなるということ』 という文を書きましたが、それはこの本をちょうど読んでいたときだったので、より鮮明に感じたのかもしれません。
『 日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか (ちくま新書) 』 竹内整一
この本は「さようなら」「サヨナラ」という日本語の別れの挨拶が他の言語の別れの挨拶とどのように違うかや、これまでの日本文学の中での使われ方など、いろいろな文章の引用を交えて考え、そこから日本人の別離に対する処し方、感性を見いだそうとしています。
内容は広範囲でしかも微細なところもあるのですが、
私が一番共感したのは、アン・リンドバーグが日本に立ち寄ったときに、横浜の港で見た日本人の別れの挨拶「さよなら」について書いた文章でした。
( 『翼よ、北に』 ) |
また、以下のようにも言っています。
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しかし、日本人の「サヨナラ」は、これら Farewell や Good-by とは違い、
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そして、このアン・リンドバーグの言葉について、イタリア文学者の須賀敦子が「彼女の、人間や言葉に対する非常に細やかなセンスを高く評価」した文章も紹介してあります。
( 『遠い朝の本たち』 ) |
この須賀敦子の言葉は、今読んでいる水村美苗の
『 日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 』
につながる主題があるように感じます。
まとまった時間があると、読書が進みます。
< 紹介されている本 >
『 翼よ、北に 』 アン・モロー リンドバーグ
『遠い朝の本たち (ちくま文庫) 』 須賀敦子
< 2009.5.12 追記 >
下記のサイトでこの記事を紹介していただきました。ありがとうございました。
「お祈り」とか「さようなら」とか、別れ際のコトバに纏わるブログを読み、ホールデン・コールフィールドを思い出した。 -ありおり。 (日記)-
実は、こちらのサイトは 二酸化炭素排出権とか atomica とか -ありおり。 (日記)- でも、
原子力百科事典 ATOMICA は再開していました! をご紹介していただいたことを思い出しました。 ありがとうございました。
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