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全国学力テスト 中学生の学習態度とテスト結果の関係

8月29日に結果が公表された平成20年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、児童・生徒の学習態度や生活状況に関するアンケートも行っていて、テスト結果との相関関係についても公開されています。

質問項目は75ありますが、その中で、テスト結果との相関係数が高い項目ベスト10をテスト別にまとめてみました。

国語A (国語の主に知識に関する問題)

No.アンケート内容相関
係数
 1 解答を文章で書く問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.406
 2 解答を言葉や式を使って説明する問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.272
 3 国語の授業で文章を読むとき,段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる 0.262
 4 国語の授業の内容はよく分かる 0.248
 5 家で学校の宿題をしている 0.240
 6 テストで間違えたところを後で勉強している 0.235
 7 国語の授業で自分の考えを書くとき,考えの理由が分かるように気をつけて書いている 0.228 
 8 読書は好き 0.227
 9 学校に持って行くものを,前日か,その日の朝に確かめている 0.216
10 土曜日や日曜日など学校が休みの日に勉強をする(※) 0.198

国語B (国語の主に活用に関する問題)

No.アンケート内容相関
係数
 1 解答を文章で書く問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.468
 2 解答を言葉や式を使って説明する問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.297
 3 国語の授業で文章を読むとき,段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる 0.267
 4 読書は好き 0.245
 5 国語の授業の内容はよく分かる 0.240
 6 テストで間違えたところを後で勉強している 0.234
 7 国語の授業で自分の考えを書くとき,考えの理由が分かるように気をつけて書いている 0.233 
 8 家で学校の宿題をしている 0.224
 9 数学の授業で公式やきまりを習うとき,その根拠を理解するようにしている 0.205
10 学校に持って行くものを,前日か,その日の朝に確かめている 0.198

数学A (数学の主に知識に関する問題)

No.アンケート内容相関
係数
 1 解答を言葉や式を使って説明する問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.429
 2 数学の授業の内容はよく分かる 0.392
 3 解答を文章で書く問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.386
 4 数学の問題の解き方が分からないときは,あきらめずにいろいろな方法を考える 0.366
 5 数学の勉強が好き 0.353
 6 数学の授業で公式やきまりを習うとき,その根拠を理解するようにしている 0.329
 7 テストで間違えたところを後で勉強している 0.298 
 8 土曜日や日曜日など学校が休みの日に勉強をする(※) 0.278
 9 家で学校の宿題をしている 0.272
10 数学の授業で問題を解くとき,もっと簡単に解く方法がないか考える 0.262

数学B (数学の主に活用に関する問題)

No.アンケート内容相関
係数
 1 解答を言葉や式を使って説明する問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.447
 2 解答を文章で書く問題は,最後まで解答を書こうと努力した 0.403
 3 数学の授業の内容はよく分かる 0.337
 4 数学の問題の解き方が分からないときは,あきらめずにいろいろな方法を考える 0.335
 5 数学の授業で公式やきまりを習うとき,その根拠を理解するようにしている 0.302
 6 数学の勉強が好き 0.298
 7 テストで間違えたところを後で勉強している 0.283 
 8 家で学校の宿題をしている 0.251
 9 土曜日や日曜日など学校が休みの日に勉強をする(※) 0.237
10 数学の授業で問題を解くとき,もっと簡単に解く方法がないか考える 0.237

(※)は勉強時間数を回答するものですが、回答時間が長いほど相関が高いことを示しています。

また、アンケートは質問形式で問われていますが、表の内容は回答結果で記載しています。

結果を見ると、国語と数学に共通している点としては、「最後まで書こうと努力した」生徒が高得点を得ていることが分かります。

また、国語では「段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる」や、「自分の考えを書くとき考えの理由が分かるように気をつけて書く」というところが重要なようです。

一方、数学では、「問題の解き方が分からないときはあきらめずにいろいろな方法を考える」とか、「公式やきまりを習うときその根拠を理解するようにしている」というところがポイントでしょうか。
「もっと簡単に解く方法がないか考える」という高度な思考も関係あるようです。

もっとも、教科や授業に興味を持って積極的にまじめに勉強している生徒は、成績が良いという当たり前の結果のようにも見えますが・・・

また、「国語の授業で学習したことは,将来,社会に出たときに役に立つと思いますか」という問いには、「当てはまる」39.5%、「どちらかといえば当てはまる」40%、「どちらかといえば当てはまらない」14.9%、「当てはまらない」5.3%でした。
「数学の授業で学習したことは,将来,社会に出たときに役に立つと思いますか」という質問については、「当てはまる」30.9%、「どちらかといえば当てはまる」34.4%、「どちらかといえば当てはまらない」22.5%、「当てはまらない」11.7%です。数学の方がやや役に立つとは考えていない生徒が多いようですが、思っていたよりも多くの生徒が役に立つと考えているようですね。
学校での勉強は社会では役に立たないという意見もありますが、「国語」も「数学」も道具として使いこなすのは本人次第であり、役に立てるのも本人の努力であることを、良く教える必要があると思いますが。

もっと詳しい調査結果は、国立教育政策研究所 平成20年度全国学力・学習状況調 相関係数 [生徒質問紙-教科]クロス集計表 で見ることができます。

全国学力テスト 各都道府県の正答率分布図 は→ コチラ

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